行政書士藤田衛事務所

事例

• • 遺産分割

  財産調査する中で、不動産建物の未登記物件があり、遺産分割協議書の中でどのように表記するのがよいか苦労した事例。

  相談内容

  相続財産の内、不動産（土地）は11筆あった。しかしながら建物は登記されておらず、未登記であることが判明した。不動産登記の相続手続きであるので、遺産分割協議書にこの未登記物件を記載する必要がないのではと当初、考えたが、将来、表示登記される可能性もあったので記載することにした。どのように記載すべきか事例集などを参考とした。

  解決

  ○○市○○番地の土地上の未登記建物（令和6年度固定資産税・都市計画税納税通知書課税明細書記載の家屋）及び後日、判明した遺産については相続人○○〇が全て取得する。という表現とした。

  ポイント

  未登記の建物を今後どうされるのか相続人の方と協議し、売買するのであれば、表示登記からする必要があると伝えた。未登記の建物であることを遺産分割協議書に記載することに難色を示されていたが、大きな財産でもあるので、協議書に記載しておいた方が良いことを伝え、理解を得た。